金曜の夕方。ENFJ のあなたは、今夜の集まりをずっと楽しみにしていた。 集まりといっても、ただの飲み会じゃない。半分は ENFJ 自身が声をかけて集めたものだ。最近ちょっと元気のなかったあの子も来る。久しく会えていなかったあの人も来る。ENFJ にとって、気の合う仲間が一つのテーブルを囲んで、笑ったり、本音を話したりする時間は、何よりのごちそうだった。 だから準備のしかたも、ENFJ らしい。お店を予約しながら頭の中ではもう、誰と誰が話したら面白いかを考えている。あの子とあの人が話せば、きっと話が弾む。最近うつむきがちなあの子は、今夜この場で少しでも前を向いてくれたらいい。来る人みんなの顔を思い浮かべて、今夜をどんないい時間にしようかと一人でわくわくしていた。 自分が楽しむことと、みんなが楽しんでくれることが、ENFJ の中ではほとんど同じ意味だった。 仕事を終えて、ENFJ は店に向かう支度をはじめた。今夜はきっと、いい夜になる。みんなのいい顔が見られる。そう思うだけで、足どりが軽くなる。 さて、そろそろ出かけよう。そう思った、ちょうどそのときだった。




