金曜の夕方。ESTJ のあなたは、今夜の集まりの幹事だ。 半年ぶりに気の合う仲間が顔をそろえる会。店の予約はもちろん、席順も集金も二次会の候補まで、ぜんぶあなたが押さえてある。開始の三十分前には着くつもりだし、伝票の分け方も、もう頭に入っている。当日、誰も何も考えなくていいように、動きは全部組んである。 段取りが決まっていて、そのとおりに回る。何年も、このやり方で回してきた。ESTJ にとっては、それ自体が気持ちいい。会費がぴったり合う。遅刻者が出ない。話が途切れない。ぜんぶ事前の設計どおりに進む。その手ごたえのために、あなたは動く。 だから今日も、家を出る前に最終確認をした。予約は再確認ずみ。おつりは用意した。遅れそうな二人には、昼のうちにリマインドも送ってある。抜けはない。 支度を終えて、ESTJ は玄関で靴を履いた。あとは店に向かって、今夜の段取りを、そのとおりに回すだけだ。




