金曜の夕方。INFJ のあなたは、今夜の予定を何週間も前から静かに楽しみにしていた。 相手は、INFJ が心を許せる数少ない友人だ。INFJ は、大勢でわいわいする飲み会が正直そんなに得意じゃない。当たり障りのないおしゃべりを何時間も続けていると、楽しいはずなのになぜか帰り道にどっと疲れてしまう。 でも、その友人とだけは違う。弱音を吐いても、変な空気にならない。むしろ、お互いの仕事の話のあとに、ぽろっと本音がこぼれる。そういう、ふだんは誰にも言わないことを安心して話せる相手なのだ。 だから INFJ は、お店も騒がしくなく、その友人がゆっくりくつろげそうな落ち着いたところを選んでおいた。自分が楽しむことより先に、相手が気疲れしない夜になるように考えるのがもう癖になっている。 会社を出た INFJ は、いったん家に帰って、ひと息ついた。今夜は、いい夜になる。久しぶりに、ちゃんと話せる。そう思うと、自然と心が温かくなった。 さて、そろそろ出かけよう。そう思って腰を上げた、ちょうどそのときだった。




