金曜の夕方。ISTP のあなたは、今夜の約束をまあ楽しみにしていた。 飲み会じゃない。友人が「自転車の調子が悪いから、ちょっと見てほしい」と言うので、夜、その手伝いに行くことになっていた。手を動かすのは性に合っている。 ただ、少しだけ気は重かった。人のとなりで作業をすると、いちいち「どう?」「それ何やってるの?」と聞かれる。そのたびに手を止めるのが、どうにも苦手だ。黙って、自分のペースでいじりたい。 道具だけは、きっちり用意してあった。使い慣れた工具を、いつもの順番でケースに並べる。それを見ていると、少しずつ、気分が乗ってくる。まあ行くか、と腰を上げかけた。




