火曜日の朝。 ENFP が最初に見たのは、友達の LINE 連投だった。 「やばい」 「見て」 「これ本物?」 動画には、逃げる人と、ふらつく一体が映っていた。 ENFP は怖かった。 でも同時に、変なところで胸が痛んだ。 「あの人、ひとりじゃん」 避難所へ向かう途中も、ENFP は人と人の間に入った。 泣く子の横に座る。 初対面の人に水を渡す。 ゾンビの世界でも、誰かと誰かをつなごうとしてしまう。
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Scenario / Zombie
最初の一手
ENFP
広報運動家
「群れから外れた一体に、笑顔で手を差し伸べた人」
Prologue
「だって、元は人間でしょ?」 ゾンビ相手にそれを言える人は、たぶん少ない。 今日の主役は、ENFP。 最後まで、「まだ何か残ってるかも」と信じた人。
Phase 01
Phase 02
ここがさ、ENFP のすごく良いところで、同時に本当に危ないところ。 この人は希望を捨てるのが下手。 いや、下手というより、最後まで捨てたくない。 みんなが「あれはもう敵」と決めた瞬間も、ENFP だけは一歩遅れてしまう。 「でも、何か残ってない?」 「怖がってるだけじゃない?」 そう考えてしまう。 普通なら甘い。 でも ENFP の世界では、相手を一回だけ人として見ることが、最後の約束なんだと思う。

Phase 03
30 日目の朝。 フェンスの向こうに、一体だけ離れて立つゾンビがいた。 群れから外れて、ただ揺れている。 ENFP は近づいた。 みんなが止める。 「やめろ!」 それでも ENFP はフェンス越しに笑った。 「大丈夫。怖くないよ」 そして、手を差し伸べた。 その後のことは、誰も最後まで話したがらない。 ただ、生き残った人はこう言う。 「あの笑顔は、無理してるんじゃなくて、本気だった」
Phase 04
わかり合えたかどうかは、わからない。 でも ENFP は、最初から最後まで相手を「ただの化け物」にしなかった。 それが優しさなのか、危うさなのか。 たぶん、本人の中では同じものだった。

Epilogue
ENFP の生き様、どうでしたか? 笑顔で近づく人を止めたい。でも、その笑顔に救われたこともある。 そんな友達に、そっと教えてあげて。