火曜日の早朝。 INTP はニュース速報を 3 つ見比べていた。 地図、感染時間、最初の目撃位置。 怖がるより先に、違和感に引っかかった。 「拡大が早すぎる。でも均一じゃない」 避難所へ行くはずの足は、途中で廃校へ向かった。 そこには黒板があった。 チョークまであった。 INTP にとっては、たぶん十分すぎる研究室だった。
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Scenario / Zombie
最初の一手
INTP
論理学者
「7 回死にかけて、それでも「データは取れた」と言った人」
Prologue
普通の人は、ゾンビを見たら逃げる。 INTP は、たぶん足が止まる。 「これ、増え方に法則あるな」って。 今日の主役は、INTP。 世界が終わっても、黒板に広がり方を書いていた人。
Phase 01
Phase 02
ここがさ、INTP のズレているところで、本人は危険に強いんじゃない。 危険を見ているうちに、疑問のほうが勝ってしまう。 ゾンビが怖い。 でも「なぜ群れが急に曲がるのか」はもっと気になる。 INTP は廃校の窓から何度も観察した。 そして気づく。 群れは、体温が残っている場所に寄る。 密度が上がると、動き方が変わる。 新しく噛まれた個体ほど、群れの外側に押し出される。 そこまでわかった瞬間の顔が、ちょっと楽しそうなのが問題。

Phase 03
1 回目は階段で挟まれた。 2 回目は理科室に閉じ込められた。 3 回目から 6 回目までは、本人いわく「条件がよくなかった」。 7 回目。 廃校の黒板には、感染拡大モデルがほぼ完成していた。 外からゾンビの群れが来る。 逃げ道は少ない。 それでも INTP は、最後の矢印を一本だけ足した。 「なるほど。密度が限界を超えると、群れは割れる」 いや、今それ言ってる場合じゃない。
Phase 04
結局、INTP はまた死にかけた。 本人は床に倒れながら、かすれた声で言った。 「データは取れた」 INTP の中では、たぶんそれで勝ちだった。

Epilogue
INTP の生き様、どうでしたか? 危ないのにメモを取る人、あなたの周りにもいませんか。 いたら、黒板から離れるように友達にも教えてあげて。