火曜日の朝 7 時。 ISFJ が最初にしたのは、ニュースを見ることじゃなかった。 家族に連絡。 近所のおばあちゃんに連絡。 職場の後輩に連絡。 「水ある?」 「薬持った?」 「大丈夫だよ、落ち着いて」 避難所でも同じだった。 毛布を配る。 子どもの靴を結ぶ。 具合の悪い人に場所をゆずる。 ISFJ は、静かに避難所のいつも通りを支えていた。
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Scenario / Zombie
最初の一手
ISFJ
擁護者
「大丈夫だよ、と言い続けて、何も言わずに去った人」
Prologue
「大丈夫だよ」 ISFJ は、そう言いながら水を配っていた。 自分の手が震えていることは、誰にも見せなかった。 今日の主役は、ISFJ。 最後まで「大丈夫だよ」と言って、黙って去った人。
Phase 01
Phase 02
ここがさ、ISFJ らしいところなんだよ。 この人は目立たない。 でも、いなくなった瞬間に「あれ、誰がやってくれてたの」となる。 「ありがとう」と言われる前に次の用事へ行く。 「休んで」と言われても「先にあの人」と言う。 誰かの世話をしている間だけ、自分の怖さを後ろに置けるのかもしれない。 ただ、世話する手だって無限には動かない。 しかも ISFJ は、自分が危ない時ほど、周りに心配をかけないようにしてしまう。

Phase 03
ある夜。 ISFJ は腕の小さな傷に気づいた。 噛まれたのか、引っかかれたのか、わからない。 でも、もし感染していたら。 その想像が浮かんだ瞬間、ISFJ は傷口をそっと隠した。 誰にも言わなかった。 いつも通り「大丈夫だよ」と言った。 毛布をたたみ、水を並べ、薬の場所をわかりやすく置いた。 子どもの靴も、いつもの場所にそろえた。 そして朝。 ISFJ はいなくなっていた。 書き置きもなかった。
Phase 04
残った人たちは、しばらくして気づく。 足りないものが、全部そろえられていたことに。 ISFJ は最後まで、自分の怖さより、誰かの水と薬と毛布を先に置いた。

Epilogue
ISFJ の生き様、どうでしたか? 「大丈夫だよ」をよく言う人ほど、先に気づいてあげたい。 心当たりがあれば、友達にも教えてあげて。