火曜日の朝。 ISTJ のスマホで鳴ったのは、速報アプリではなく、カレンダー通知だった。 「非常事態フォルダ、確認」 3 年前、本人だけが真面目に作っていた予定だった。 ISTJ はすぐフォルダを開く。 備蓄リスト。 避難ルート。 連絡先。 水の残量表。 外が騒がしくなっても、やることは増えなかった。 順番まで、もう書いてあったから。
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Scenario / Zombie
最初の一手
ISTJ
検査官
「3 年前の自分に、生かされた人」
Prologue
みんなが「まさか」と言っている時。 ISTJ は、3 年前のフォルダを開いていた。 今日の主役は、ISTJ。 3 年前の備えで、静かに生き残った人。
Phase 01
Phase 02
ここがさ、ISTJ の強さなんだよ。 この人はパニックに強いんじゃない。 パニックになる前に、手順を作っておく人。 みんながスマホを見て固まる中、ISTJ はチェックを入れる。 米、電池、薬、鍵。 次に、避難ルート A が使えない時の B。 B がダメなら C。 地味。 ものすごく地味。 でもゾンビ世界で一番信用できるのは、こういう地味さだったりする。

Phase 03
7 日目。 ISTJ は一度だけ体育館の避難所を見に行った。 中には人が多すぎた。 物資の置き方も、出口の使い方も、危なかった。 ISTJ は中に入らなかった。 冷たいように見える。 でも、長く持たない場所だと判断した。 3 年前のリストにあった、第 2 候補地へ向かった。 水を確保し、食料を分け、毎日同じ時間に点検した。 誰の助けも借りなかった。 助けがなくても回るように、最初から作ってあった。
Phase 04
半年後。 ISTJ はまだ生きていた。 一度も大きな武勇伝はない。 でも、予定表には今日も小さなチェックが並んでいる。 今日もチェックを入れる人は、たぶんかなり強い。

Epilogue
ISTJ の生き様、どうでしたか? 「備えすぎ」と笑っていたファイルが、ある日命を助けるかもしれない。 思い当たる友達にも教えてあげて。